
なにを聞かれるのかある程度シミュレーションができれば安心すると思います。
実は面接で聞かれる内容は個人差はそんなにないと言われています!
この記事の目次
日本政策金融公庫の面接をする意味を理解しよう
日本政策金融公庫では、借入申込書の提出後面談担当者が皆さんを面談します。面談終了後に、担当者や日本政策金融公庫内での審査を判断し、融資しても問題はないと判断すれば融資が確定します。
今後自分が開業した美容室にも求人を取ることもあるかと思います。その際にどのような人柄なのかや一緒に働けていけるのかと面接で判断することになりますよね?日本政策金融公庫も同じように『この人に融資をしても問題ないのか?』や『事業が成長し返済が可能なのか?』を担当者は知りたいのと同じです。
面接の前に必要書類を集めましたか?【必ずチェックしましょう】
面談では融資を受けたい申請者が各種書類を持参しなくてはいけません。 必ず2日前には確認をしておきましょう。
【本人確認書類】
□印鑑【印鑑証明と同じもの】
□身分証明書【運転免許証やパスポート・健康保険証など
【事業計画内容の書類】
□事業計画書【開業後の場合】
□創業計画書【開業前の場合】
□資格証明書【美容師の場合美容免許】
□不動産の賃貸借契約書(仮申込みでも可)
□設備の見積書(内装費・備品代など)
【収入や借金を証明する書類】
□源泉徴収票【正社員の場合】
□収入証明書or確定申告の控え 【個人事業主の場合】
□通帳【自己資金が把握できるもの】
□公共料金の支払い領収書【クレジットカードの明細や口座引き落としでも可】
□住宅・車・キャッシュローンの支払い明細
持参物の忘れ物は避けるべきで、足りないものを再度提出をする場合融資の審査期間も延びてしまいます。
【美容室独立開業向け】日本政策金融公庫に最低限必要な提出書類一覧
美容室独立で必ず日本政策金融公庫から聞かれる質問
初めての融資の場合の面談で必ず聞かれる質問はほぼ決まっています。しかし、自己資金がない状態や融資額が高ずぎる場合など特別な事情がない限り、下記の順番通りに質問を聞かれます。
創業の動機について
上記のように最初に、『なぜ独立・創業をしたいのか?したのか?』についての質問があります。
自分が独立をしたいと思った熱意を担当に伝えましょう。
今までの経験や実績をもとに伝えるのも重要です。例えば『指名客が100人毎月来店するので、今後独立した際も見込みがあります。』など事業に役立つことはうまくいくためのプラス材料になるのでアピールが可能です。
事業内容と事業の強み、他社と差別化できる点や懸念について
はい、美容業になります。
当社の強みは、『〇〇に特化した美容室』です。〇〇という技術は3.40代にとても需要が高い為強みになります。
近隣の美容室でも〇〇の技術を提供している美容室は少ない為広告効果も高いと感じています。
美容室を開業するなら事業内容は美容業になります。
しかし、全国で24万件以上もある美容業会でどのような強みや差別化をはかるのかを正直に答えましょう。
さらに公庫担当からもネガティブな質問等もあると思いますが、今置かれている現状や今後の対策として答えられる範囲を前向きに回答するといいと思われます。
成長戦略について
まずは、ご来店いただくお客様や近隣の住民の方に向け認知させることを重点的に動いていきます。
さらに売上が安定してくるまでに、従業員の技術や接客面などを指導し、高い水準まで到達すれば2店舗目を出店を考えています。
美容室を開業するのはスタートラインにたっただけです。そのあとの経営はゴールは決してありませんが、どのように事業を成長をさせていきたいのかを伝えましょう。
今後、店舗展開を考えているや売上水準をどのように上げていきたいのかなど今考えうる最大限の成長戦略を伝えることが必要です。
売上サイクルや取引先・仕入れ先について
売上の予測にはなりますが、別紙のように考えています。(Excelでもいいので売上予測を作成していると話しやすい)
取引先として、薬剤関係は〇〇との契約になります。集客に関しては、リクルートさんと契約します。
美容室の売上サイクルとは、売上予測をExcelなどで作成すると話がスムーズになります。事業計画書でも記入しますが、さらに細かく作成することがオススメです。
仕入れ先や取引先は、材料を発注するディーラーなどが挙げられます。もしコスパのいいディーラーを探している方はぜひお問い合わせください。
自己資金について
通帳を拝見しました。
自己資金の内訳などの説明をお願いします。
自己資金として、500万あります。
内訳として、自分が400万・配偶者が100万円になります。公共料金や家賃の支払いは、クレジットカード決済の為、明細と住所がついているハガキがこちらになります。
この質問に対しての回答では、創業のために計画的に貯金をしていたことが大切です。さらに税金・公共料金などの支払い漏れがないのかの確認もあります。
もし、配偶者などの自己資金も合わせる場合は、一緒に通帳に持参が必要です。あと、親などからの援助としての資金などありましたら、その旨も伝えることがいいでしょう。
資金調達の使い道について
融資希望金額が500万に対し、自己資金合わせて1000万の使い道として、
・物件契約費、150万
・内装費、500万
・備品や薬剤、50万
・運転資金、300万
と考えています。見積もり書などはこちらになります。
公庫担当者からは、融資をした場合どのように資金を使うのかを重要視します。
見積もり書などが不足していたり、借入申込書や事業計画書との数字が合っていないと印象が悪くなるケースや指摘をされますので間違いないよう面接に挑みましょう。
以上が面接で必ず聞かれる質問になります。そのほかにも質問はありますが、担当者や融資金額によって差があります。
自分の中でこのような質問をすぐに答えられるようイメージトレーニングをしておきましょう。
上記の担当者の質問を淡々と話してくる方もいれば、和やかな口調の方もいます…。
いろんな方がいますが、緊張せず頑張りましょう!
日本政策金融公庫の面接寺の服装は?
面接の時ってスーツがいいのかな…?と思う美容師もいると思います!
美容師はスーツを着る機会が少ないから悩みますよね!
聞きたいけどなかなか聞けないこととして、面談時の服装はどのようなにしたらいいかという質問があります。
結論として、日本政策金融公庫の面談ではスーツでなくても問題はありません!しかし、最低限のマナーがあるので下記を参考にしてください。
□ジャケットや襟付きのシャツ
□シャツの色は黒系より白系がベスト
□柄物よりも無地がオススメ
□ダメージ加工などはやめておこう
上記のように担当者に対し、失礼のない服装や清潔感がある服装なら特に問題はありませんが、スーツがあるなら無難にスーツを着用しましょう。
面接にの注意点や聞いてはいけない質問
付属として、面談の際に『なにかわからないことがあれば…』という場面があります。その際に言うことを避けた方がいい質問をご紹介します。
いくらなら借りられますか?
使い道によるけど、計画性がないのかな?
ないなら印象ダウンだな。
融資を受ける場合には、何に使うかや細かな明細など明確にして借入希望額を伝えることがとても大切です。
しかし、明確にしているにも関わらず、いくらなら借りられますか?という質問は、計画性がないと判断されることも稀にあります。
万が一、面談担当者に判断されると審査した上で融資を受けられる可能性は下がります。
売上根拠がない

スタッフを誘ってますが、働いてくれるかわからないので…

売上の根拠が曖昧になるな…。これでは返済が難しいかもな…。
日本政策金融公庫の担当が最も重要視するものは売上です。売上がないと返済が滞りなくなくすることが難しいからです。
だからこそ、売上根拠は確実に質問されます。
根拠を曖昧な状態だと、融資の審査は厳しくなるので、売上根拠はしっかり伝えられるようにしましょう
面接は焦らず落ち着いて話せば問題はありません!

しかし、焦らず根拠や使い道などを丁寧に伝えれば大丈夫です!
安心して面接に挑みましょう!