美容師=低収入とイメージがある通りなかなか自己資金を貯めることは簡単ではありません。
そこで美容室を独立する為には、自己資金で足りない分を融資することがオススメです。
しかし、独立志向がある美容師も融資を受けることができない方もいます…。
融資の中で、創業時に借りやすい日本政策金融公庫があります。
しかし、日本政策金融公庫でお金を借りたい場合でも下記に当てはまると融資が厳しくなります。まずは、当てはまっていないかを確認しましょう。
この記事の目次
クレジットカードで未納などしブラックな美容師…
・クレジットカードだから使いすぎた…という美容師は注意が必要ですね!うっかり使いすぎちゃって、給料より多く使って滞納はあると思います。
直近5年〜7年以内にクレジット事故を起こしている方は、基本融資を受けられる可能性は低いです。クレジット事故とは、返済の遅延や過払金・踏み倒すことです。
よくブラックリストに載るなんていいますが、CICという機関に本当に記載されます。
債務整理の期間が過ぎ、融資を受けられるケースはありますが、融資希望額より少ない融資になケースが多いです。
リボ払いも注意
リボ払いを活用することは悪くありません。
しかし、申込者本人がいかに信用を獲得できるかが問われます。あまりにも支払残高が多いことで「借金に対して意識が甘い」や延滞が多い場合は「返済能力が甘い」といった印象になりえます。
そうなると、審査はさらに厳しくなります。
税金が未納・延滞がある美容師…

美容師が正社員の場合の税金とは、『住民税』ぐらいしかありません。フリーランスや業務委託などの個人事業主は、住民税のほかに『事業税』や課税対象者なら『消費税』などがあります。
美容師の方なら大体は払ってるいる・もしくは天引きされていれば大丈夫ですが、万が一滞納していたら融資を受けられる可能性が低くなります。
公庫では、支払った期日も見られますので、延滞がしていたら評価が下がってしまいますが、融資を受ける前には必ず未納や滞納分を全額支払っておきましょう。
保険料や年金未納も良くないの?
年金や健康保険料を支払っていないと問題がある。という方もいますが、日本政策金融公庫の融資の審査対象外です。
いまだに、社会保険等に入っていない美容室は沢山あります。その場合、国民健康保険や国民年金は自分で払うことになります。
給料が少ないし、年金なんてもらえるかわからないなどといった理由で未納している美容師もいます…。
しかし、今までは年金資料や健康保険の資料を提出はありませんが、今後変更になる場合もあります。
キャッシングをしている美容師…

消費者金融やクレジットローンなどの利用残高がある方は融資を受けることは難しいです。日本金融政策公庫は、どこからお金を借りているのかを把握できるデータベースがあり、隠していたとしても絶対にバレます。
早急に融資を受けたいけど残高が残っている場合は、親族などから借りるなどし対策をしましょう。
家賃・光熱費・携帯代が未納・延滞が多い美容師…

融資を受けようと計画しているのであれば、融資を受けるタイミングが分かっていれば、6ヶ月前から期日通りに払いましょう。もし、将来独立しようと考えている美容師は1年前から計画しましょう!
融資を受ける際に、必ず通帳は半年分チェックされます。
日本政策金融公庫は、貸したお金を毎月期日通りに返してくれる方に貸したいのが本音です。そのような方にしか貸したくありません。そのために、水道光熱費や家賃の支払いが遅れていないかをチェックされます。
コンビニで光熱費などを支払いの場合領収書が必須
領収書なんか捨ててしまう方が大半ではないでしょうか?
再発行をする場合、水道局などに問い合わせることで可能ですがかなり面接になります。
その場合は、やはり1枚のクレジットカードを持ち支払いを自動化させましょう!明細があることで、携帯代・光熱費など全て管理が可能です!
自己資金が見せ金・タンス預金など不透明な美容師

自己資金とは、出店に向けた必要な貯金です。通帳の預金が少しずつお金が増えている方は何も心配いりません。配偶者の通帳も自己資金に含めることが可能です。
ご両親からもらった資金も自己資金として認められますが、『借用証明書』などあった方が評価は高くなります。しかし、見せ金を自己資金としている方は、融資が落ちやすくなることが多数です。
業務委託・フリーランス美容師の報酬が手渡しの場合は?
近年、フリーランスや業務委託の美容師は増えています。さらに日払いのお店もまだまだあります。
正社員なら、必ず指定口座に振り込まれますが手渡しなら証明しにくいのも事実あります。その場合は、毎日の報酬を1日ずつ入金もしくはまとめて入金がオススメな方法です。
出来るだけ、こまめな入金の方が望ましいので参考にしてください。
【補足】確定申告をしていない個人事業主の美容師も対象!

確定申告は納税を証明する為の義務です!会計士に頼むのが資金面で厳しいなら、クラウドソフトがオススメです!超簡単!
フリーランス・業務委託美容師は個人事業主なので確定申告が必要です。確定申告をしていない方は、正直融資は厳しいでしょう!さらに、収入より支出の方が高い方も含まれます。
今後、経営をしていく上で必ず必要になるので会計士契約やクラウドソフトを使いましょう!
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日本政策金融公庫を受ける前に確認しておこう
美容師が日本政策金融公庫の融資を受けられない方がどんな方かわかりましたか?
上記に該当しなければ、融資受けられるはずです。
もちろん融資の専門家に相談し、進めることも可能で、融資が受けられるケースもあります。少しでも確率を上げたい!自分では難しいという方は、ぜひご相談ください。