年間3000件以上の美容室が増えていますが、その分減ってもいます。
美容室市場は大きくなっていますが、売上に関しては美容室価値は低単価などの理由からもあり横ばいもしくは低下している現状です。
でも、美容室の独立や2店舗以降の出店は後を絶ちません。
ターゲットや目的を決めた後に行なう事として、次は【物件】が必要になります
5店舗の拡大まで短期間で行なった経験をもとに、「エリアと物件の選び方」を解説していきます。
Binervaの美容室はこのように物件を探し出して、拡大出来た経緯をお伝えします。
この記事の目次
独立出店したら変えられないのが立地と物件
唯一、開業したら変えられないのが物件です。
もちろん、拡大移転などは出来ますが、コストがかかるので最初から「いつかは移転したい」という気持ちで美容室の出店はオススメしません。
物件の善し悪しは様々ありますが1番に考えなくてはいけないのが、分かりやすい場所が大前提です。
分かりやすい場所とは、都心であれば大通り沿いや人が行き交う場所などを指し、郊外などでは国道沿いなどを言います。
コンセプトとして、「隠れ家的美容室」などもありますが、オススメはしませんね!
迷ったあげく予約時間を過ぎる場合やコンセプトが素晴らしいものであれば集客も可能かもしれませんが、デメリットの方が多くあります。
本当に物件を選び探す際は、「分かりやすい場所」をお客様目線で考えて契約する事です。
美容室を独立は前職場の近くがいい?
近くであれば、今までの顧客にアプローチがしやすいのである程度近い・駅が一緒もいいと思います。
しかし、同じエリアであれば、前職場とのターゲットを返る必要性もあります。
ある程度、中規模・大手であれば集客力や予約の制限が少なかったりするので、少人数で経営に場合は「予約が取れなかったから前の美容室に」や予約を詰め込み過ぎなどの理由から「前のような居心地がない」と言ったような事も起こります。
実際。私が独立したときは、顧客の90%以上は1回目はご来店ありましたが、20%近くのお客様を満足に出来なかった経緯がありました・・・
本当に反省です・・・。
美容室独立・出店は「郊外?」か「都心?」
次に、「都心」「郊外」がいいかと考えたときに、どちらを選ぶかは「自分の将来を考えてどういうお店をつくりたいか?」が決まってきます。
などによって変わってきますよね?
他には、メリットデメリットもあります。
都心部では、交通の便利さや人が多いこともあり集客が見込める可能性が高いです。
しかし、家賃の相場が高かったりリピート率が流動的・ホットペッパーの広告費が高騰するデメリットがあります。
郊外では、家賃も安く、口コミやターゲット層にあたりが出れば安定成長する可能性が高いですが、広告媒体の力が発揮する可能性は弱くなります。
このように、どちらが正解かは正直言えませんが、前記事のターゲット・明確な目標が合う場所選びがとても重要になってきます。
美容室の独立・出店場所を見極める方法3選
まず、独立や2店舗出店以降の出店の探し方として、設備関係は無しで考えます。
設備に関しては、仲介不動産の事前把握と完全に大丈夫かの確認をする内装業者を連れて行きますので物件エリアの構築からがスタートです。
まず、多くの物件の平面図を見て、どのような内装をするのかをイメージする事が大事だと思っています。
内装のイメージとは、
「このくらいの広さなら○席大丈夫かな?」
「シャンプー台はここかな?フルフラットなら無理かな〜」
「動線は使いにくいかな?」
などと言ったイメージです。
これがめっちゃ楽しいです(笑)上手くテトリスのようにハマった配置が出来たときは震えますね! でも契約できないなんて事も余裕でありますけど・・・。
そんな事をイメージしながら、エリアと物件の探し方として4つの方法があります。
こんな事もやるの?と思う事もありますが、やっておいて方が得です。もし、エリアのデータマーケティングが出来ていたらやる必要はないのですが、1〜2店舗目ぐらいならやりましょう。
【1】出店エリアのライバルを調査する
まず、出すエリア・駅が決まっていたらどのような美容室があるかを調査する事が必要です。
ホットペッパーの掲載を調べたり、HPを参考にしたりと「価格設定」「コンセプトやウリ」「市場の需要と供給」を調べる事が大切です。
特に、駅周辺の場合はで出口によって人通りの多さや交通によく使う道路などを確認する事で「そのエリアの需要」が把握できます。
もちろん、美容室が少ないエリアはライバルが少なくいいかもしれませんが、「なぜ少ないのか?」「需要があるのかないのか」を調査しましょう。
【2】出店駅周辺の様々な数字を調査する
エリアの数字とは、「駅の乗車数」「世帯数」は最低確認しましょう。
このような数字は区・市役所や鉄道会社からすぐにネットで把握が出来ます。世帯数に関しては、年齢層や人口増減数などが分かるので、ターゲットや潜在層が分かりますよね?
【3】自ら歩いて調査する
不動産から連絡は来ても、毎週のようにはきません。
結局は足で街を歩いて回って「テナント募集」などと書いてある物件を見つけて、そ連絡する方が一番イメージが湧いて手取り早いというのが感想です。
「結局、足か・・・」
と思うかもしれませんが、その街も知れるメリットがあります。自分の足で物件を見つけるのが一番手間がかかりますが、大切なことなんだと感じます。
私が独立の時も、新宿で探していましたが新宿3丁目の方がライバルが少ない事やまだ勝てる見込みがあると感じたの最終的には自分の足で見つけました!
美容室の独立開業は物件の場所選びで失敗するかどうかが決まる
良い物件が見つかったときには、まずは不動産会社に連絡して詳細情報を送ってもらいましょう。
外観・立地に関しては、写真などの情報から判断しただけでは、良くない物件の可能性もあります。
そのために十分なテナントを見つけるのが探し方として重要になります。