
「ホットペッパービューティーは高い」
「ホットペッパービューティーをやめたい」
と言うような美容室経営者の声をよく耳にします。
実際、検索してみると【ホットペッパービューティーをやめたい】という記事や愚痴はホットなキーワードです!ただ、ホットペッパービューティーを利用しないと、「ろくに集客も出来ない……」というような美容室が多いのも事実です。
そんななか、掲載をしていない美容室はどんな対応や手段を使って美容室経営しているのでしょうか?

この記事の目次
美容室にとってホットペッパービューティーとは
残念ながら、ホットペッパービューティーは美容業界には必要な広告媒体であるのは事実です。
今やホットペッパービューティーは圧倒的集客能力を持った美容業界唯一の媒体です。
- 普段集客出来ないサロンでも掲載費さえ払えば、ある程度集客できる
- 空席状況の確認や予約機能などがかなり優秀なので、サロンボードさえああれば予約が一括管理出来る
- サロンホームページの代わりになる
と無駄な労力を払わなくても、お金さえ払えば多くのことをホットペッパーが担ってくれるのも大きな魅力となり、美容業界にはなくてなはならない存在になりました。
ホットペッパービューティーをみんながやめたいと思っている理由
それでも多くの不満が出てしまうのは、
- 度重なる掲載費用の増額
- 費用対効果への疑問
これら2つの事が代表的な不安材料が多くあるからこそやめたいと感じている経営者が多いのではないでしょうか!
度重なる掲載費用の増額
ホットペッパー掲載費が急遽1月号から【最大8万円】値上げ!500件以上の美容室に影響
2019年4月号ホットペッパー掲載費が値上げ!25%の美容室経営者に影響
などでも書いていますが、業界ナンバーワンの集客ツールです。ホットペッパー側の事情で白にも黒にもなるのが今の美容業界なので従わざるをえないというのが本音でしょう。
費用対効果への疑問
都心での計算にはなりますが、ホットペッパービューティーの掲載費用は、1ヶ月あたり約【50万円】です。
確かに高いようにも感じますが…
費用対効果の話をする前に、確認しておきたいのが費用対効果への認識の問題です。
よく美容室の経営者で勘違いしているのは、新規集客と顧客集客の費用対効果が混ざっている方が多くいらっしゃいます。
例として、
総客500名/新規50名/
ネット予約可能システム10万とします。
【1】50万÷500名 =1000円
【2】(50万-10万)÷50名 =8000円
新規の集客の費用対効果は、
【2】
の計算が正しいのはご存知ですか??
50人の新規集客するのに8000円の費用が必要になります。
この費用をみると「高い」と感じてしまうのも頷けます。
やめたくてもやめれない理由は…
実際、ホットペッパービューティーをやめたくてもやめれない理由はあります。
- 顧客のネット予約ができなくなってしまう
- 自社集客出来る自身がない、集客の方法がわからない
- なんだかんだ集客は行ってくれる
このようなお悩みを持つ方にはいくつか共通点があります。
結論から言うと、「自社集客が出来ないから、高額なコストをかけて面倒なことをホットペッパービューティーに丸投げしている」状態。
では、この様な状態から抜け出し、自社で集客していき、利益を最大化するにはどのようにしていきべきでしょうか。
掲載費を抑えて、利益をあげるには
「自社集客が出来ないから、高額なコストをかけて面倒なことをホットペッパービューティーに丸投げしている」状態
から抜け出し、利益を出す為には、余剰の広告費用を抑えなくてはいけません。いくら売上が高くても、経費になるのもが多くては経営が健全とは言えません。
新規集客をホットペッパービューティーだけに頼らず費用対効果を下げるには、自社のコンテンツを充実させる必要があります、
つまりホームページの作成です。
(※美容室ホームページのリース契約営業の詐欺より)
「ホームページを自分作るなんて難しいよ!」という言葉が出るかもしれませんが・・・
結局、【店単位の発信】はこのIT時代には必要不可欠です!!
サーバー代やドメイン代などは年間でも1000円程度だし、更新していけば、徐々に上位表示にもなります。
もしくは、自分の経営に合わせたリスティング広告やSNS広告を展開していけばムダな費用や過剰な費用はかかりません!
この事は、「『美容室の集客』売れるホームページの必要性を解説!」も参考にしてください。
ホームページを導入する前に必要な事
「よし、ホットペッパービューティーを辞めてホームページに変えよう!」と思った経営者の方
ちょっと待って下さい!!
いきなりホットペッパービューティーを解約したりするのは超危険行為ですw
まずは、ホットペッパービューティーとホームページを平行導入しましょう。
ホームページ作成は時間がかかるので保険の為に徐々にプランを下げていける仕組みを作りましょう。
いきなりホットペッパービューティーのネット予約がなくなったら
顧客も困惑しますしね。
ホームページの発信前に、下準備として考えないといけない内容が3つあります。
【ウリ】のキーワードを解りやすく言語化
まず、自分の美容室に来店してもらう為の【ウリ】を決めないといけません。
これは得意なことであれば何でも大丈夫ですが、あまりにも範囲が広いのは対象外です!
例えば、【カラーが得意】などは広すぎます。
カラーの範囲であれば、カラー<白髪染め<<明るい白髪染めのようにターゲットを細分化する事ができる内容になります。
でも、「明るい白髪染めの得意な美容室」ではかっこわるいので、ハイトーングレイカラーなど、ブログなどの発信用に言語化できるような、上手なウリ文句を考えましょう。
実感型?共有型?のどっち
お客様には、美容室に来店する動機として実感型と共有型の
2種類います。
- 実感型・・・悩みに特化した内容、傷んでるや空間や頭皮リラックス・など
- 共有型・・・こうなりたいと思う内容、特殊なカラーやカットなど
どちらかにする事が発信内容にも関わってきますので美容室のウリはどちらかになるのかを考える必要があります。
ウリに対してのコア層がいるかをチェック
- ウリが周りの美容室にに多くあるのか?
- ウリ自体の需要があるのか?
をチェックしないとお客様は来店しません!
例えば、年齢層が高いエリアなのに、グラデーションや外国人風は需要がないかも知れませんよね?
だったら、明るい白髪染めやバリアフリーの空間など需要があるマーケットなのかを調べることが、マーケットを制します。
トリートメント=コンディショナー
と同じ認識になっているんです。
下準備が出来たら自社コンテンツに落とし込んでみる
- ホットペッパービューティーの費用対効果を考えて、「本当に必要なものなのか」を考える
- ホットペッパービューティーをやめたいのであれば自社コンテンツを作る
- 自社コンテンツ(ホームページ)を作るにあたり、自社の”ウリ”を明確にし、言語化出来るようにする
ここまで出来て、初めて、「ホットペッパーの掲載をやめる」ということを検討しても良いと思います。
私自身も、掲載を辞めた店舗はここまで考えてマーケティングが上手くいったため、利益が多く出るようになりました。
そして実際のホームページの作成を始めないといけません。
ここがホットペッパーに頼り切っている美容室経営者が1番難しく、解らない所だと思います。
まずは、
【ワードプレス】から始めましょう。
自分の手で、思い通りに、簡単にホームページが作成出来るのが最大の利点です。
無料でもかなり自由度が高いですのでいくらでもワードプレスにカスタムできる有料の「テーマ」と言う物もありますが自分で簡単に導入できます!!
ぜひ本当にやめたいと思っているかたはホームページの導入を検討されてはいかがでしょうか??